2014/08/28

大阪教会創立140周年記念講演会 W.M.ヴォーリズの信仰をめぐって

 今年創立140周年を迎えた日本基督教団 大阪教会で、創立記念行事として公開の講演会が開かれます。
 大阪教会の現在の聖堂は、1922年に建てられたゴチック様式の煉瓦造で、W.M.ヴォーリズ建築の代表作の一つ、現存する日本の教会の中では一番古いものです。

 毎週日曜日の聖日礼拝に用いられている、その聖堂での講演会です。
講師は芹野与幸氏(一粒社ヴォーリズ建築事務所)。明治・大正期の大阪教会とヴォーリズとの深いかかわりを話してくださる予定です。歴史的な建物の中での講演会、どなたでもご参加ください。

  日時 9月14日(日) 午後2時30分~午後4時
  場所 大阪教会 聖堂
  講師 芹野与幸氏
  演題 「明治・大正・昭和を駆け抜けたヴォーリズ夫妻の物語」

 私は最近新潮文庫で、玉岡かおる著「負けんとき」上下巻 を読みました。華族の娘の一柳満喜子が平民となってヴォーリズと結婚するその出会い、そして近江八幡で教育に打ち込んで「種をまき続ける」歩みを知りました。
 9月の講演会では建築家、信仰者の立場から、ヴォーリズの歩み-日本の伝道のためにアメリカから来て近江八幡を拠点にキリストの福音を宣べ伝えるために事業を展開し、戦時中に日本に帰化するに至ったヴォーリズの信仰-について、お聞きできるのを楽しみにしています。

写真を追加 9/16

2014/08/25

 「空の鳥を見よ」 羽仁もと子著作集から引用

8月下旬、そろそろ友の会の夏休み期間も終わりに近づき、秋の予定が気になってきた。
8月28日には合同もより会、10月例会読書決め。課題は「空の鳥を見よ」を読んでの感想をまとめること。まず、著作集をひらいてみた。明治40年に書かれた文章。マタイ伝6章「まず神の国と神の義を求めよ」が基調となっているところ。

空の鳥を見よ 
「人は働いてそうして生活すべきものです。生活のために心を労することは私どもの一つの義務であります。また私どもは、現在の生活よりも、だんだんに便利なだんだん高い生活をしたいと思うのもよいことで、人類にこの希望があるために、往時の野蛮な生活を脱して、今日の文明を作り出すことができたわけです。
しかしながら、私ども人間たるものの考うべきこと、なすべきことは、決して生活のことばかりではありません。そのほかにまた種々の大切な義務が沢山あります。私どもはもしもあまりに、どうして生活しようか、どうしてこれよりもよい生活をしようかということを思い煩いすぎるならば、そのほかに沢山ある大切なことを思う余裕がなくなります。神は私どもに働いて生活せよとお命じになりましたけれど、決してすべてのことを忘れて、ただ生活のことのみ思えとはお命じになりませんでした。一方では物価が高くなり、他方においては物質的の文明がますます進んで、私どもの眼を眩惑する生活の便利が次第に多くなるので、生活に囚われ過ぎるようになるのも無理ならぬことでありますけれど、あまりに度を越えて生活のために思い煩うのは無益だと思います。
≪何を食らひ、何を飮まんと生命のことを思煩ひ、何を著んと體のことを思煩ふな。生命は糧にまさり、體は衣に勝るならずや。 空の鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に收めず。然るに汝らの天の父は、これを養ひたまふ。汝らは之よりも遙に優るる者ならずや。≫ 文語訳マタイ伝6章25節
ということがあります。せちがらい世に立って、どうして食べよう、どうして着ようと常に思い煩っている憐れむべきわれわれのために、この上もない慰め、またこの上もない教訓でございます。私どもはすべての生物をその中に包容して養い育てる力を持っている恵みの天地の中に住んでいることを忘れてはなりません。私どもの住んでいる所は大いなる恵みの家でございます。めいめいに生活のことを思い煩いすぎて、血眼になって競争するために、人と人の関係はせちがらいかもしれません。しかしながらわが住む天地はすべて恵みと愛とに充たされています。・・・・
・・・・人にして、もしもあまりにわが生活の安危を気づかいすぎ、またみだりに他のきらびやかな生活を羨望して、そういう風になることばかりを希い、知らずしらず人たるものの本分に向かって多くの苦心と努力することを忘れたら、あたかも飛ぶことや歌うことを忘れた鳥と同じことです。実に無益に生活する一つの機械のようなもので、人たる価値のないものになります。いたずらに高い生活を追い求める人は、またかの鷲の巣をつくろうとする雀のようなものでしょう。
私どもはまず夫とし妻とし、親とし子とし、兄弟とし、友人として、人たる本分を尽くしたいと心掛け、わが心まず人たる道を求めて、美しく愛深く、現在において各自の有する仕事に勤勉であるならば、この恵みの家は、おのずから私たちの才能に応じた有様において、我々を養ってくれるものであると信じ、余裕にみちた心を持って、それぞれの職分を尽くしたいと思います。」
羽仁もと子著作集「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」(中) 1907(明治40年) 
オリーブ、初なりの実

2014/08/21

バジルソース

庭のあちこちに育っているバジルにまた花がつき始めたので、今年2度目のバジルソース作り。
今回は葉だけで380gありました。

きれいに洗うと2つのざるに山盛りになりました。

風通しの良いところに新聞紙を広げて乾かしました。その間に買い物。
バジルの葉 380gに対して
にんにく 65g
塩 40g
オリーブオイル 120g
を用意しました。今回は松の実も入れない、いたってシンプルなものにしました。
材料を2回分に分けてフードプロセッサーにかけました。
出来上がりを小さなシール容器5個に100gずつ入れて、冷凍しました。
ドレッシングや煮込み、スパゲッティに1年分はあるでしょう。

出来立てのバジルソースを使って、買ってきたばかりの新鮮なイワシを早速オーブン焼きに。
頭をとったイワシを並べてバジルソースとパン粉をのせ、飾りにシーズン終わりのミニトマトを使いました。
簡単でおいしい我が家の定番。

2014/08/15

短い夏休み・三時花(さんじばな)

8月12日から14日まで、長男と孫のこのかちゃんが箕面の家に来てくれました。
箕面山へ行ったり、13日は京都へ墓参、その足で岡崎動物園にも行きました。
今日はまた二人の静かな生活。このかちゃんが道端で摘んで置いていった花、【三時花】というそうです。台所のコップに挿しておいたら、午後3時を過ぎるとまた開いていました。よく見るとピンクの小さな花と真っ赤な実をつけています。
二人それぞれカメラを出して撮ってみました。

Photo by Hiroko
Photo by Takakazu
今日は終戦記念日。
夕食前に主人が読む文語訳聖書の今日の箇所は、ロマ書12章17節から21節でした。

ロマ書12:17-21
「惡をもて惡に報いず、凡ての人のまへに善からんことを圖り、汝らの爲し得るかぎり力めて凡ての人と相和げ。愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して『主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん』とあり。『もし汝の仇飢ゑなば之に食はせ、渇かば之に飮ませよ、なんぢ斯するは熱き火を彼の頭に積むなり』 惡に勝たるることなく、善をもて惡に勝て。」

2014/08/09

空港での見送り

アメリカに先に赴任した息子の家族が8日にセントレアから出立しました。

前日7日の午後に大阪から主人と二人セントレアに見送りに出かけました。
新名神から伊勢湾岸道、知多道路を通って5時にセントレアのホテルに到着、空港ビルは観光客でにぎわっていました。スカイデッキに出ると、台風の余波の雲に夕焼けが明るく輝いて、明日のフライトは大丈夫だと思いました。

8日、11時過ぎ、3人が出国の手続きのためにゲートに入りました。光ちゃん、真ちゃん、映子さんが何度も振り返って手を振りながら・・・
 午後1時20分、デルタ航空デトロイト行きが離陸し、飛び立ちました。
家族4人の新しい土地での暮らしに神さまのおまもりがいつもありますように。

(9日午後、Facebookの息子のページに、家族そろったと書き込みがありました。よかった!)