2012/03/29

伊丹廃寺再訪

急に春らしく晴れた今朝、主人が車のガソリンを入れたついでに少しドライブしました。伊丹の昆陽池までバードウオッチングを思い立ったのですが、もう冬鳥は飛び立ったあとなのか、池に鳥は見られませんでした。
私にとって、伊丹といえば伊丹廃寺、学生時代の思い出の地です。大学の考古学研究会に所属していて1回生、2回生の冬休み、春休み、夏休みも、ここの発掘作業に加わっていました。奈良時代、法隆寺と並ぶ伽藍のお寺でしたが、その歴史的価値はさておき、仲間と朝から夕方まで遺跡の土と向き合った日々が懐かしい。

現場の向かい側が陸上自衛隊の中部方面総監部で、当時発掘作業に加わる私たちは昼食をそこの食堂に出入りを許されていました。私たち女子学生も、そのときは大勢の自衛官に交じって焼きそばなどをいただきました。

当時、大阪梅田のガード下から発着する阪急バス「伊丹総監部行き」に乗りました。一緒に通った一番の親友が、昨年暮れに亡くなりました。約50年ぶりに発掘の現場だったところに立って、彼女を偲んだことでした。