2020/12/27

歳晩礼拝、タワーマンション建設計画のこと

今日は2020年最後の日曜日、日本基督教団大阪教会では歳晩礼拝が捧げられました。私たちにとって、世界にとって思いがけないことが続いた今年を振り返る時でした。


春から教会には集まれず、それぞれの居所での分散礼拝が続きました。夏の終わりに、教会正面南側にできた更地に突如、江戸堀1丁目タワーマンション計画 が発表されました。

http://issyamoyori.blogspot.com/2020/08/

http://issyamoyori.blogspot.com/2020/11/

土佐堀の表通りから入りこんだ狭い道路に面して高さ100mもの建造物ができると。計画公示以来、大阪教会はじめ地域の自治会の強固な反対で、着工は遅れ、まだ工事は開始されていません。




今日も大阪教会の聖堂には明るい光が差し込んでいました。 
Ⅿ.ヴォーリズの設計した建築のうち日本で最も古い教会、もうすぐ献堂100年を迎えるレンガ造の建築、大阪市の生きた建築ミュージアム"イケフェス"の人気スポットです。その目の前に、高さ110メートルの壁が立ちふさがり、いつもずっと影を落とすなんてことがあっていいものか。戦災にも阪神大震災にも生き残った江戸堀の景観を全く損ね、地域の住環境を大きく変えてしまいます。

建設会社は計画の見直しをして、建物の位置を少しずらすなどの対応をしているとのことですが、3年間にわたる工事の振動騒音、地盤への影響、レンガ造の建物に損傷を与えないか、日常的に交通渋滞がつづくと予想されます。年明けに地域の説明会がもたれるそうです。
どうして、大阪市はこんな計画を認められるのでしょうか。断固反対です。

2020/12/23

2020 クリスマスシーズン

クリスマスシーズン、今年はどこも静かです。
大阪教会では今夜と明日、クリスマス礼拝を密を避け人数制限をして行われます。予約、入れ替え制です。大阪教会HP
教会員は、家庭礼拝を守ります。(今夜はYouTube中継もあります。)

クリスマスおめでとうございます。

***

我が家では12月初めに、主人の年来の希望であった温室を作りました。
種苗会社のカタログをみたり、ネット検索して「一坪温室」を注文、部材が届いたときは、二人で本当に出来上がるか心配になったのですが、1週間がかりで組み立てました。
図面の読み違えもあり、完ぺきとは言えない出来ですが、何とか様になりました。


今日は、菊菜と青梗菜の種を播きました。
老年の生活にあらたな楽しみを与えられています。

2020/12/11

今年の大阪教会クリスマス礼拝

 今年の大阪教会のクリスマスの礼拝のご案内です。

例年の燭火讃美礼拝より、シンプルに少人数で行われます。

コロナの感染拡大が続いているからですが、かえってみ言葉に集中できる時となると思います。出席なさる方は事前予約が必要です。チラシをよくお読みくださって、申し込み専用フォームからどうぞお申し込みください。

2020/11/10

大阪教会正面に、タワーマンション!!

日本基督教団大阪教会の前にあった結婚式場が更地になって、其処に34階建てタワーマンションができることが、8月にわかりました。
           

大阪教会の300分の1の模型の前に建設予定の建物のボリュームがわかるように置いてみました。大阪教会の塔の高さは25m、タワーマンションはヘリポートを入れると118mになるそうです。
教会に比べてとんでもない大きさです。
玄関の、眼の前に高い壁が立ちはだかります。
バラ窓からもステンドグラスからも日が差し込まない。
ずっと、いつも日陰です。

   
右手に大阪教会玄関、
正面に見える4階建てのクリーム色の建物は高校野球会館。
(11月8日撮影)

地域説明会、工事説明会が開かれ、町内会の皆さんは反対運動を進めておられます。
大阪教会も地域の方たちと共に反対の意思を表明し対策を練っています。
11月から仮囲いができ事前工事が始まる予定でしたが、計画の見直しがあるようです。
工事の着工はしばらく延期されています。

地域の住環境が守られるとともに、登録文化財の大阪教会聖堂が守られるように、礼拝の場に相応しくこれからも保たれるように、切に祈っています。

大阪教会は2022年、献堂100年、2024年5月24日には創立150周年を迎えます。

2020/09/21

小から大へ、家庭から社会へ

「小より大へ ― ちいさこと とくにはげめとみたまいう」 

         「わたしの家庭観」―― 羽仁もと子著作集「友への手紙」から  

 豊中友の会、2020年度初めてとなる9月例会は、9月10日(木)Zoomによるオンラインで行われました。当日パソコンやスマホで参加した方は77名、もよりで一緒に集まって参加された方15名、期間限定で配信した録画で視聴した方は12名(9/17現在)で合計、実に104名、50%を超える方が例会に“参加”されました。今までの友の家での出席率を大きく超えました。このオンライン例会が実現するまでに、方面、もよりで多くの方のご協力があったことを、心から感謝いたします。家事家計講習会を初めこれからの集まりのカタチに、大きな希望を与えられました。 

 9月例会の読書「私の家庭観」の中には、私をいつも励ましてくれた言葉があります。 
「力なく哀しき時はちいさ事とくに励めとみ霊いう」、両親たちの介護が続いた時、毎日の慌ただしさ、苦しさの中で励まされ、慰められました。病院の付き添いから帰って、まずパン作りのためにニーダーに材料を入れ、回っている音を聞きながら、「ちいさこと とくにはげめとみたまいう」と呪文のように唱えながら、家事に戻ったものです。私の最寄でも病気のお母さんの介護に加えて、子どもたちとの忙しい日々で、友の会どころではない人がいます。私は祈るような気持で、はがきにこの言葉を書いてお送りすることしかできませんでしたが、言葉は力を持っていると信じています。

 里山の風景が最初に描かれて、人が耕し手を加えてきた田園の懐かしさと同じように家庭の和らぎがあると、そして、その和らぎは、創造主である神さまと、神に導かれている人間の共同作業でつくりあげてきているものだといわれます。そして、家族の一人ひとりが、神の子としてお互いを大切にするという視点から、家庭のあるべき理想像が書かれています。

 最後の方に、「小さい家庭の経営は、この天地のごとくに科学的に合理的に美しく、一つ一つの存在に秩序と連絡がなくてはならない。」私たちが日ごろ励む生活勉強は、きれぎれでない関係性の中にあります。
 「きれぎれでない」という言葉は、羽仁先生の独特の使い方があるように思います。私たちが創られたときから、永遠のいのちに至るまでの長いスパンの中で、よく用いられています。この図は、きれぎれでない生活。乳幼児グループの集まりでの勉強に使われたもので、以前例会で見せていただいた図です。

 私は、この私たちの生活勉強の図に加えたいものがあります。通信技術の発展で急速にIT化が進んでいます。そして安価で用いることができるようになりました。一昔前まで、例会や家計会の前には「表書き」という日程が取られていて、分担して模造紙に線をひいたり墨で書いたりしたものです。集会での発表の技術はどんどん変わり、一つの成果がこのZoomによるオンライン例会となりました。家庭から社会への発信の手段をもっと皆で研究して、私たちの一般的なツールとなればよいと願っています。しかし、デジタル機器を使うことで体調に影響がある方もおられますし、どうしてもついていけないと感じておられる方もたくさんいらっしゃいます。設備の問題もあります。さらに工夫が必要なことは言うまでもありません。皆さんと一緒にもっと考えていきたいと思います。

 私たちの家庭は決して自分だけ、自分の家族のものだけでとどまることはありません。
ちいさ事を励んで、小さいことから大きなことへ、家庭から社会へ、広い視点をもって歩みたいと願っています。

      「豊中友の会会報3号-1面引用」2020.9.17発行

2020/08/17

大阪教会のバラ窓

日本基督教団大阪教会の前、3月まで結婚式場があった跡地、今すっかり更地になっています。どんな建物ができるのか、まだ知らされていません。
マンションが建設される公算が強いそうです。
大阪教会のバラ窓から入る日の光が、守られるようにと強く願っています。
聖日の礼拝時、聖堂に差し込むひかり。
ヴォーリズの設計の大切なポイントだと思います。
献堂から間もなく100年、どんなに多くの人の心を慰めてきたことでしょう。


7月12日塔屋から撮影
追記
8月2日、聖堂での礼拝に出席しました。朝、工事の囲いも取り払われ更地が広がっていました。

追記 8月16日(日)聖堂での礼拝でした。
更地に計画の公告が掲げられていました。34階建て共用住宅、100mを超える高さです。2024年3月竣工予定とあります。
神さま、もうすぐ献堂100年を迎える聖堂をお守りください。


2020/07/10

友の会にて

「友の会にて」  豊中友の会2020年度 第2号(2020.7.10発行)巻頭 覚書

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため友の家で例会に準じるような集まりを持たないと決めて3か月が経ちました。緊急事態宣言が解除され、学校が再開され徐々に規制が緩やかになってきたようです。委員会では、今後の集まりのために「感染防止チェックリスト」を作成し、最寄会、方面会、例会や講習会を開くときの事前の準備、当日の注意事項などの目安として、皆さんにお示ししました。6月も下旬になってから実際に集まって最寄会、方面係会、方面会が開かれ、顔をあわせて話すことができてよかったという報告がたくさん聞かれました。友の家の使用にあたって人数制限がありますし、消毒・換気のほか、なるべく短時間に対面で話すことは避けてなど制約はあります。これからかなりの期間「ウイズコロナの時代」の中での集まりが続きます。皆の協力が何より必要です。

 オンラインの会議が続きました。話している自分の表情が眼の前の画面にあるということが、不思議でした。今まで自分がしゃべっている顔つきまで見たことがありませんのに。自分で思っている以上に自分は高齢者なのだと自覚しました。私にはできないと、ずっと考えてもみなかった総リーダーの立場に今年は置かれました。友の家に週に何度も行くことがあるだろうと覚悟をしていましたが、この3か月で2回のみ。ずっと自宅で80代の夫と二人、年金生活の静かな暮らしでした。時間と、インターネット環境が、幸い与えられて、委員会、全体委員会メンバーとは密な報告・連絡をとりあい相談ができ、ほぼ週刊でニュースレターを発信することができました。会報2号はこの特別な時期の活動の記録です。

 委員会は著作集「友への手紙」を最初から通読しています。6月30日、始めて友の家で開く第6回委員会読書はちょうど「友の会にて」でした。

 「協力ということはつまり相互いに、ほんとうの意味で他人を利用し、ほんとうの意味で他人の徳を樹つることです。それはむつかしいことですけれど、友の会ならそれができると思います」。「人間はただ一生懸命相当の年月にわたってよいことをしていればよいのです」。「それゆえに忍耐ということは人間の一事業であり同時に神の仕事です」。「繁簡宜しきを得た、その時々の正しい報告は必要なものです。…みずから進んで誠意をもってする報告は人と人との了解と信頼と、仕事をよいものにする基になります」。

 7月からまた新しい段階を迎えます。2学期からのことが具体的に課題になってきました。例会、近畿部会、家事家計講習会、友愛セール、今まで通りというわけにはいかないでしょう。先輩たちが培ってきた友の会への信頼を大切に、新しい形を見出せますように。                         2020.6.29記

ヘチマの実がつきだしました。
ささやかなプラスチック減量のために

2020/05/30

明日はもうペンテコステ

 明日はペンテコステ、5月最終の日曜日になります。3月第1聖日3月1日から数えて14週になります。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、大阪教会が聖堂で礼拝を行うことをやめて丸3か月です。
 その間、毎週教会からは礼拝式次第と説教原稿、聖務日課なども送られてきて、各自の居所で分散して礼拝を守っています。み言葉は毎週確実に届けられ、その時聖堂で礼拝をささげる牧師と心合わせて過ごしてきました。音声のみですがライブ配信も整えられてきました。
 毎週朝から、時に夕方遅くまで教会で過ごした日々が遠くになりました。歳をとってくると…、からだに自信がなくなってくると…、この礼拝の守り方はとても良い一面もあります。しかし、皆さんと一緒に礼拝を守りたい、パイプオルガンの奏楽と共に讃美歌を歌いたいという思いは強くなるばかりです。
大阪教会Twitter画面からコピー 5/30
このような時にも神さまは、新しい人をまねいてくださっています。明日のペンテコステの礼拝では3人の方が、罪の赦しの洗礼を受けられます。さらにお二人が転入されるとのこと。すべて時宜にかなって神さまがなさってくださること、今の時を、私も心して、聖霊の導きのうちに過ごさせていただきたいと思います。

***
 一方、豊中友の会も1学期間、友の家で大勢が集まる例会のような集まりは中止を決めました。思いがけなく今年度総リーダーという重い役割を与えられましたが、外出自粛のため4月、5月は一度も友の家に行かないで過ごしてしまいました。友の家の近くの会員が見回りをよくしてくださっていて、友の家は無事守られています。
 例会も、7月予定だった友愛セールも開けず、講習会もすべて今は休止ですが、委員会や係会は、オンラインで行われていますし、LINEのグループがいくつもできて会員間の交わりは活発です。豊中友の会HPにその成果の一部がupされています。
 Social distance という言葉がすっかり定着してきましたが、その向こうに「愛」が必ずあると信じてこの時、これからも仲間たちと歩みたいと思っています。
防犯カメラが設置されました。
友の家の掲示板、全国大会標語が掲げられました。4/11

2020/05/08

久々の更新 5月の庭

我が家の庭も5月はバラの季節 
 アンネの薔薇が咲きました。


ブルーフォアユーは今年も見事です。


暖地さくらんぼが色づきました。すると朝から椋鳥がやってきます。きゅるきゅる、此処に美味しい実があるぞと、仲間を呼んでいます。
採られてならじと、朝から二人で摘み始めました。
 これで2kgほど
 種を取って1.4kgかな。
55%の砂糖とレモン汁、梅酒も加えてジャムに。左側の鍋では瓶の消毒。
1日目の出来上がり。
収穫に1時間、種をとるのに1時間、ジャムにするのに1時間。2人の午前中の大仕事。
今年は5/4,5/5,5/7の3日、繰り返しました。
それでも残ったのは、もちろん椋鳥がきれいに食べてくれました。
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昨年豊中友の会ではプラスチック問題に取り組みました。ある最寄ではヘチマを育てて、みんなで”へちまたわし”を作ったそうです。今年は私も、もらったヘチマの種、植木鉢でようやく双葉が出てきました。上手に育てて、ヘチマたわしを作ってみるつもりです。ささやかなプラスチック削減の試みです。
今日とどいた「婦人之友6月号」には特集記事がありました。