2020/12/27

歳晩礼拝、タワーマンション建設計画のこと

今日は2020年最後の日曜日、日本基督教団大阪教会では歳晩礼拝が捧げられました。私たちにとって、世界にとって思いがけないことが続いた今年を振り返る時でした。


春から教会には集まれず、それぞれの居所での分散礼拝が続きました。夏の終わりに、教会正面南側にできた更地に突如、江戸堀1丁目タワーマンション計画 が発表されました。

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土佐堀の表通りから入りこんだ狭い道路に面して高さ100mもの建造物ができると。計画公示以来、大阪教会はじめ地域の自治会の強固な反対で、着工は遅れ、まだ工事は開始されていません。




今日も大阪教会の聖堂には明るい光が差し込んでいました。 
Ⅿ.ヴォーリズの設計した建築のうち日本で最も古い教会、もうすぐ献堂100年を迎えるレンガ造の建築、大阪市の生きた建築ミュージアム"イケフェス"の人気スポットです。その目の前に、高さ110メートルの壁が立ちふさがり、いつもずっと影を落とすなんてことがあっていいものか。戦災にも阪神大震災にも生き残った江戸堀の景観を全く損ね、地域の住環境を大きく変えてしまいます。

建設会社は計画の見直しをして、建物の位置を少しずらすなどの対応をしているとのことですが、3年間にわたる工事の振動騒音、地盤への影響、レンガ造の建物に損傷を与えないか、日常的に交通渋滞がつづくと予想されます。年明けに地域の説明会がもたれるそうです。
どうして、大阪市はこんな計画を認められるのでしょうか。断固反対です。