新型コロナウイルスの感染拡大防止のため友の家で例会に準じるような集まりを持たないと決めて3か月が経ちました。緊急事態宣言が解除され、学校が再開され徐々に規制が緩やかになってきたようです。委員会では、今後の集まりのために「感染防止チェックリスト」を作成し、最寄会、方面会、例会や講習会を開くときの事前の準備、当日の注意事項などの目安として、皆さんにお示ししました。6月も下旬になってから実際に集まって最寄会、方面係会、方面会が開かれ、顔をあわせて話すことができてよかったという報告がたくさん聞かれました。友の家の使用にあたって人数制限がありますし、消毒・換気のほか、なるべく短時間に対面で話すことは避けてなど制約はあります。これからかなりの期間「ウイズコロナの時代」の中での集まりが続きます。皆の協力が何より必要です。
オンラインの会議が続きました。話している自分の表情が眼の前の画面にあるということが、不思議でした。今まで自分がしゃべっている顔つきまで見たことがありませんのに。自分で思っている以上に自分は高齢者なのだと自覚しました。私にはできないと、ずっと考えてもみなかった総リーダーの立場に今年は置かれました。友の家に週に何度も行くことがあるだろうと覚悟をしていましたが、この3か月で2回のみ。ずっと自宅で80代の夫と二人、年金生活の静かな暮らしでした。時間と、インターネット環境が、幸い与えられて、委員会、全体委員会メンバーとは密な報告・連絡をとりあい相談ができ、ほぼ週刊でニュースレターを発信することができました。会報2号はこの特別な時期の活動の記録です。
委員会は著作集「友への手紙」を最初から通読しています。6月30日、始めて友の家で開く第6回委員会読書はちょうど「友の会にて」でした。
「協力ということはつまり相互いに、ほんとうの意味で他人を利用し、ほんとうの意味で他人の徳を樹つることです。それはむつかしいことですけれど、友の会ならそれができると思います」。「人間はただ一生懸命相当の年月にわたってよいことをしていればよいのです」。「それゆえに忍耐ということは人間の一事業であり同時に神の仕事です」。「繁簡宜しきを得た、その時々の正しい報告は必要なものです。…みずから進んで誠意をもってする報告は人と人との了解と信頼と、仕事をよいものにする基になります」。
7月からまた新しい段階を迎えます。2学期からのことが具体的に課題になってきました。例会、近畿部会、家事家計講習会、友愛セール、今まで通りというわけにはいかないでしょう。先輩たちが培ってきた友の会への信頼を大切に、新しい形を見出せますように。 2020.6.29記
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