2010/03/19

教会学校教案から覚えのメモ

5月号の校正をしていて、心に留めた文章。上田先生のテキスト研究 、ペンテコステの項。抜書き
……  ペンテコステの出来事は、不思議な言葉が語られた、という奇跡であるよりも、むしろ、神さまの言葉が人々の心の底にまで届くようになった、という奇跡で す。そして、塔ではなく、イエスさまを中心とした「聖徒の交わり」である教会が生まれました。これこそは、神さまの言葉によって新しく生まれた神の国の模 型です。ここでは、わたしたちは聖日礼拝に、《御言葉によって》集められます。《御言葉によって》神さまと交わり、共に教会を建てます。《御言葉によっ て》伝道のために遣わされます。それは、隣り人を愛するためだけでなく、その人が神さまに愛される人であることを信じて、救いの福音を宣べ伝えるためで す。ですから、バベルの塔ならぬ教会を建てることには、深い意義と喜びがあり、交わりがあります。わたしたちは、この日本の国に伝道し、キリストの香を帯 びた新しい日本人が登場することを願うのです。そのために、神さまの言葉によって建てられる教会がぜひとも必要です。(上田光正)