2024/11/06

共に歩んだ日々

 ともに歩んだ日々  (大阪教会教会だより原稿)

202474日夫、    が天に帰りました。心不全でした。長年過ごした名古屋から74歳で箕面の自宅を終の棲家として戻ってから13年余り、振り返るとその後半は病とともにありました。大手術を2回も受け入退院を繰り返し、最後の一年余りは自宅で、訪問介護の手厚い援助を受け平穏な日々を与えられました。今年5月。教会創立150周年記念礼拝には息子夫婦の助けを得て一緒に礼拝を守り、愛餐会の席上でもにこやかに交わりの中にいました。38歳で洗礼を受けて以来、教会を何より大切にしてきました。愛唱の讃美歌348番「ならびもなく とうとき御名の わが主よ」を葬儀で皆さんと共に讃美しました。

113日の秋季墓前礼拝で納骨式を迎えました。113日は私たちの57回目の結婚記念日、その時と同じく前日の雨がすっかり上がって秋晴れになりました。

主人の肉のからだは私の目の前からはすっかり消えてしまいました。私は主人が市川恭二先生から洗礼を受けた2年後に、「一緒のお墓に入りたいから」という理由で洗礼を授けていただきました。その時、大阪教会の墓地がどこにあるかも知りませんでした、この度主人の納骨にあたって初めて墓石の下の納骨所を見ました。無垢の骨袋に入れられたお骨が次々と積み重ねられて土に帰っていく。いずれ自分も帰っていくところ、そしてエゼキエルの言葉が現実となるところです。あとどれだけの時間をこの地上の世界で過ごすのを神さまが許してくださるのかわかりませんが、ただ願います。

朝、「神さま、今日為すこと、今日語ることを、どうぞあなたから与えられるもので充たしてください」、そして夜「神さま、今日もあなたが共にいてくださって、折々にとりなしの祈りを与え守ってくださった恵みを心から感謝します」と祈って眠りにつけますように、主人と二人、毎夜み言葉を読み、祈って過ごした日々のように。

116日記)

服部霊園大阪教会墓地