2022/06/15

献堂100周年記念礼拝の日

2022年6月12日(日)日本基督教団大阪教会では献堂100年の記念礼拝がもたれました

100年前、献堂当時の写真
ヴォーリズの設計では2基の換気塔はついていませんでした。
この界隈、まわりは平屋の建物が多かったでしょう。

当日朝、肥後橋ふきんから江戸堀の方向。左手の大きな建物は大同生命ビル、大同生命創立者 広岡浅子は、魂の枯渇をおぼえ60歳を過ぎて宮川経輝牧師により洗礼を授けられ大阪教会員となりました。W.Mヴォーリズが大阪教会の聖堂の設計に関わったのは、広岡浅子の縁戚関係からと思われます。

現在このあたりの景色から堂島の米市場の賑わいは思い起こせません。高層ビルが増えました。

土佐堀通り、大阪YMCAが見えます。100年前、大阪教会牧師・宮川経輝は大阪YMCAにも深いかかわりを持っていました。左側、大阪教会の方へ曲がる四つ角西北角にはサカタインクのビル。当時の建築委員には坂田素夫の名があります。

2022年6月12日の朝の会堂、青空に映えてバラ窓もうつくしい。

西庭から塔を望む。まわりはビルが立ち並びました。

礼拝後、午後には棚村重行先生から「福音は浪速を走り魂へ―宮川経輝牧師の霊性育成論」と題し、講演会がもたれました。大阪教会の福音主義の基礎を、宮川経輝牧師の説教(集)からいくつかを取り上げ丁寧に論じてくださいました。


新たな100年に向けて変化する江戸堀の地で、変わらずみ言葉が宣べ伝えられ、教会はこれからも多くの方の魂のよりどころとなっていくことでしょう。

2022/06/06

大阪教会献堂100年

日本基督教団大阪教会の煉瓦の聖堂は、今からちょうど100年前1922年、大阪西区江戸堀の地に建てられました。設計者はW.M.ヴォーリズ、当時の最新技術、煉瓦造と鉄筋コンクリートの複合建築です。信徒の献金によって建てられました。

(同じ100年前、東京・池袋には自由学園が竣工しています。現・自由学園明日館 重要文化財)

1922年6月11日に献堂式が行われました。当時の牧師は宮川経輝でした。1874年5月24日の教会設立から数えて5代目の会堂になりました。以来100年、戦災、台風、火災に、そしてあの阪神大震災をも耐えて、江戸堀の地に立ち続け、キリストの言葉を告げ知らせ、多くの方の心のよりどころとなっています。

大阪教会聖堂は、2022年3月、大阪府指定文化財に指定され、この地域の大切な宝であり、今後も大切に保存活用していくことが明らかにされました。(大阪府のHPにその報告書が掲載されています。大阪教会指定調書 )

2022年6月12日(日)には、献堂100年の記念礼拝がもたれます。

記念音楽会もあります。どうぞご参加ください。(事前予約が必要です。)


申し込み専用フォーム  https://forms.gle/acKfRbqLN6SFoQqu5

電話 06-6441-3070 受付時間 火~土 10:00~17:00


2024年の伝道開始150年と合わせ、記念事業が計画されています。大きなテーマは教会のバリアフリー化、聖堂のエレベーターの改修、バリアフリートイレ、教育館のエレベーター新設など。これからも多くの方を教会に迎え入れ、共にみ言葉を聴きたいと願って進められています。私も丁度この時、その場に共におらせていただけることを心から感謝しています。

イエスさまが共にいてくださる、その本当の喜びをさらに多くのかたと共にしたい、心から祈っています。

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このブログをお休みしていた間に、教会南側の高層マンション建築工事は地上部分が建ちあがりはじめています。クレーンがだんだん高くなってきました。

江戸堀の景観は大きく変わるかもしれません、しかし、教会は「世の光」であり続けるでしょう。

2022年6月5日・ペンテコステでした。

教会南側のマンション建築現場