2019/09/24

愛知用水見学会に参加しました。二日目

構築34年同窓会の愛知用水見学会2日目です。
名古屋ガーデンパレスの朝食は7時から、私たちが食堂に降りてみると竹村さんも、朝に弱いという木村さんも既にテーブルについておられました。7時半過ぎにはチェックアウトをして出発。今日は地下鉄で愛知池に行き、名古屋駅に戻って名鉄で知多半島に向かいます。(あいにく河和あたりで女子ゴルフの大会があり、かの”渋野”が来るというのでタクシーが出払ってしまうという情報あり、午後1時半に予約したタクシーをどうしても逃すわけにいかないのでした)

名古屋地下鉄「栄」から名鉄豊田新線の「米野木」まで、愛知池の見学です。
私たちは名東区に住んでいましたから馴染みの地名ですが街並みは変わり駅前にも高層のマンションが増えていました。
タクシーで愛知池総合管理所まで。早く着いたので先に池を眺めました。

米野木駅

愛知池



愛知用水総合管理所

私たち4人のために設備課課長さんから愛知用水の歴史から工事のこと、流域にもたらした大きな恵み、2期工事のことなど、プロジェクターで丁寧に説明していただきました。
(小・中学生時代を名古屋で過ごした我が家の息子たちも、きっとこの場で現地学習をしたと思います)



愛知用水流域図が掛けられています

愛知池堰堤
大急ぎで名古屋駅に戻り、名鉄知多線で河和へ、1時半丁度に河和につきました。
お昼は駅のコンビニのおにぎりを買いこんで、一般車両で特急券のいらない特急の中で。

河和駅から待ってくれていたタクシーで美浜調整池に


美浜調整池全景 愛知用水からの水は池の真ん中あたりにパイプラインから取り入れています


ポンプ場 美浜調整池からの水をポンプで山向こうの農業用水に送るため



 
パイプラインの先にどんな景色が広がるか、見に行きたかったのだけれど…
知多の山並みのなか上の方をぬって流れていきます。トンネルがあったりパイプラインになったり開口していたり。広目水路。

愛知用水は牧尾ダム、上流(兼山)、中流(愛知池)=総合管理所、下流管理所(前山池)
に事務所を置いています。
最後に前山池を訪ねました。









これは農業用水に用いられる水路、毎秒6トンぐらいとか。流量は絶えず調節されている。

佐布里池 水を抜いて工事中でした。

名鉄 朝倉駅までタクシーで知多半島を北上しました

ホームでタクシー代などの清算、2日間で4万円余でした。4人で折半。
それぞれのタクシーの運転手さん、お世話になりました。
ツアーコンダクターとして最高だった竹村さん、ありがとうございました。

名古屋駅周辺は輝いていました
愛知用水が完工したのが1961年、以来知多半島の農業はうるおい、工場が進出し、人口が増えました。わずか60年足らずの間、高度成長の時代の中部地方の基礎のインフラとなっています。農業用水、水道用水、工業用水として一年中休みなく水量の調節をして必要なだけを絶え間なく送水するために、多くの工夫とご苦労があることをしりました。
木曽川の水の旅、お聞きした技術的なことは私には伝える力がありません。ただ、水不足に苦しむ農民を救うために木曽川の水を知多へと、大きな幻を抱いて行動を開始した、久野庄太郎さんのような方がいたことを忘れないでいたいと思います。