2018/11/05

説教要約の奉仕のこと

 日本基督教団大阪教会の週報(B4用紙両面半折で4ページ)には、毎週3頁目に前の週の説教の要旨が掲載されています。説教を担当した牧師がご自分で要約して掲載されることが多いのですが、信徒が奉仕する場合もあります。今年4月から協力牧師として月に一度大阪教会で礼拝説教を担当してくださっている軽込 昇先生(前・茨木春日丘教会牧師)の説教要約をさせていただけることになって半年、10月28日の分で6回目になりました。(11月4日の週報に掲載)
 軽込先生の礼拝の時は、いつも以上に集中してメモを取りながらお聞きし、翌月曜日の朝に先生が送信してくださるA4-4枚ほどの説教原稿をもとに1800字くらいにまとめています。大概、月、火と二日をかけての作業になります。一通りできたところで、主人に赤鉛筆と一緒に渡して読んでもらい、赤が入ったところを修正、それから軽込先生に見ていただくために送稿しています。そのままOKとなることもあり、大事なところを省略しすぎていて先生に直していただいたこともありました。主人が校正してくれたのをお見通しの先生から、ご主人によろしくのメッセージがついていたりして、毎回、本当に緊張しながらの楽しい勉強です。
 私たちに与えられた主イエスの愛の業、十字架と復活を、毎回力を込めて話して下さる先生の説教を、読んだ人の腑に落ちるように伝えたい、礼拝に出られなかった方にお伝えしたいと心から願っています。いくばくかずつでも進歩がありますようにいのりつつ、これからも努めたいと思います。
2018.11.4大阪教会週報 1pと3p
なお、大阪教会のHPには、説教要約アーカイブがあります。
軽込 昇牧師の項が、私が奉仕させていただいた箇所になります。
2018.4.15「おはよう、イースターの朝」 マタイ28:1-10
2018.5.22「キリスト、わが胸に宿る日」 ヨハネ:16:1-15
2018.6.17「わたしは初めであり、終わりである」 ヨハネ黙示録22:12-13
2018.7.22「共同運搬人」 マタイ11:25-30
2018.8.19「呼び出された人生」 マタイ9:9-13
2018.9.30「この町にはわたしの民がおおぜいいる」 使徒行伝18:5-11
2018.10.28「主イエスは抱きしめてくださる」 マタイ19:13-15
以前、名古屋の中京教会にいたとき、しばらく無牧のことがあって近隣教会やミッションスクールから牧師が応援に来てくださったことがありました。その時はちょうどパソコンが家庭に入った頃で、入力の練習をかねて、毎週の説教を録音しておいてテープ起こしを続けたことがあります。半年間で10人ほどの先生が交替で来てくださいました。一番印象に残っているのは、松永希久夫先生の説教です。中京教会の出身であられ当時東京神学大学の学長であった先生が、その年度中に3回、名古屋に来て説教をしてくださいました。
 ①1988.7.31「委ねる信仰、応える信仰」
      創世記50:15-21、ローマ人への手紙8:28-31  
 ②1989.2.19「祈るイエス」
      ヨブ記19:25-27、ルカによる福音書6:12-19 
 ③1989.3.26「復活に達する」
      エゼキエル書18:30-32、ピリピ人への手紙3:10-11
録音テープから起こした説教記録は、中京教会から2006年に発行された「松永希久夫記念誌 復活に達する」に残っています。
 折々に奉仕の時を与えられて、み言葉をいっそう深く味わいつつ自分の信仰が育てられてきたのだと感謝しています。