「ちいさなかごに花をいれ……あいのわざはちぃさくても」(讃美歌Ⅱ編26番)。
明日は、花の日・こどもの日、大阪教会では聖堂に花が飾られ、教会学校の子どもたちと一緒に教会全体礼拝を守ります。
アメリカのメソジスト教会から始まった教会行事で、日本各地の教会でも100年以上前から広く行われ、子どもたちが奉仕と感謝の精神を学ぶ機会となっています。礼拝後に、今年は毎月第3土曜日に行われている「こひつじくらぶ」「Little Lumb Club」のメンバーを加えて、地域の安全を担ってくださっている交番と消防署を花束をもって訪ねて感謝を伝えるそうです。
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明日教会に持参する花を用意しました。
柏葉アジサイ、シャスターデージー、オールドローズ、
アルストロメリア、においさくら、ガクアジサイなど |
今週19日夜と次週聖日午後には、聖堂で「音楽の祭日」無料コンサートが開かれます。音楽の祭日は、「聖ヨハネの祭り」(洗礼者ヨハネは、クリスマスに先立つ半年前、夏至が誕生日とされています)の頃、日が長くなった夕刻の時間を生演奏の音楽を(無料で)聞きながら過ごすヨーロッパの文化運動です。日本でも賛同を得て、各地で開かれるようになりました。大阪教会は、この催しに10年前から参加し、教会に初めての方にも聖堂で静かに音楽を楽しみ、牧師のメッセージを聞いていただく時となっています。今年はパイプオルガン、ピアノに加え、手回しリードオルガンの演奏があります。リードオルガンは、先月発刊された大阪教会「戦後史草稿Ⅲ」の140頁に「パイプオルガン奉献30周年」とあわせ紹介されています。レンガ造りの現聖堂の竣工(1922年6月11日)と同時に奉献されました。演奏には側面のハンドルを回し、ふいごに空気を送る補助者が必要で、今回は西田兄が、練習の時から汗だくになって小椋朋子姉の演奏を支えています。久しぶりによみがえるリードオルガンの音色は、大阪教会の歴史を振り返る時ともなるでしょう。
両日のプログラムは
6月19日(金)19:00〜
[ピアノ]
・抒情小曲集 第5集 Op.54-4 「夜想曲」 E. グリーグ
・ルーマニア民俗舞曲 B. バルトーク
・カプリス Op.24-3 J. シベリウス 他
[リードオルガン]
・ジムノペディ第1番 E. サティ
・叙情小曲集より W.L. ギロック
[パイプオルガン]
・ルーマニア民俗舞曲 B. バルトーク
・「いざ来たれ、異邦人の救い主よ Op.8/1」 より H. ディストラー
・キリストは死の縄目につながれ給いしが BWV625 J.S. バッハ
・ピエス・ドルグ BWV 572 J.S. バッハ 他
ピアノ・オルガン:小椋朋子
6月21日(日)15:00〜
[ソプラノ独唱]
・オペラ『ジャン・スキッキ』より「私のお父さん」 J. プッチーニ
・讃美歌集より 298/496/Ⅱ80 他
・アヴェ・マリア P. マスカーニ
・オペラ『セルセ』より「オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)」G.F. ヘンデル 他
[リードオルガン]
・ジムノペディ第1番 E. サティ
・叙情小曲集より W.L. ギロック
[パイプオルガン]
・ルーマニア民俗舞曲 B. バルトーク
・「いざ来たれ、異邦人の救い主よ Op.8/1」 より H. ディストラー
・キリストは死の縄目につながれ給いしが BWV625 J.S. バッハ
・ピエス・ドルグ BWV 572 J.S. バッハ 他
ソプラノ:武村愛子
ピアノ伴奏/オルガン:小椋朋子