この数か月集中してきたこと、「大阪教会所蔵目録」の印刷データをExcelの表にすること。
資料室の整理作業をするうちに、一つ一つの資料のデータを表にして作業者で共有できたらと思った。
資料室の整理作業をするうちに、一つ一つの資料のデータを表にして作業者で共有できたらと思った。
目録のデータ部分、1~234ページを切り取り、一枚ずつ裏表スキャン。
PDFファイルとしたのが4月初め。adobe pro を使えば何とかなるかと考え始める。
しかし、PDFを一括でエクセルファイルに変換はできても、役に立つようなものにはならず。試行錯誤した後、一つずつコピーペーストしていくのが良い、と気づいたのは20日過ぎ。
今後の資料登録のために作成されたExcel表に、コピーペースト。しかしPDFの文字変換の間違いが多くて難航、たとえば日本基督教団が「B本甚處教団」となっている例・・・、我がプリンターのOCRの精度が悪いのだろうと諦めつつ、夜な夜な作業を継続、3か月かけて全項目のエクセル移行を終えた。約6000項目。(見直すたびに、依然として誤変換が見つかるのだが)
A 記録 (日誌・会議録・教会史など) 749件
B 名簿 (教会員名簿・洗礼・転入・転出・除籍者など) 215件
C 教会刊行物 (週報・月報・その他) 354件
D 会計 (献金・寄付金・教会財政など) 301件
E 建築関係 (会堂建築関係) 83件
F 宮川経輝関係 (履歴・説教原稿・書簡・諸記録など) 294件
G 書簡 (来簡・差出書簡(控)など) 1811件
H 定期刊行物 (キリスト教界定期刊行紙誌) 423件
I 図書 (含 寄贈図書) 1711件
このファイルに一つ一つの資料の状態など、なんでも記入してデータベースとしクラウドで管理すれば、今後に役立つと思う。
ー大阪教会では、大阪教会創立150周年記念事業として、歴史資料室の整備(所蔵目録に従っての配架作業)をとりあげ、歴史資料委員会などで作業進行中。-
ところで先日資料整理ミーティングで、国会図書館のデジタルコレクションに「大阪教会所蔵目録」がデジタル化され読めますよとお聞きした。
早速アクセスしてみたのが、以下の写真。
梅花学園澤山保羅研究会からの資料が昨年2022年3月にデータ化され公開されたことがわかる。さすがに画像は私のスキャン画像より鮮明のよう、これを用いたらもっと楽にエクセル化できたかもしれない。
しかし、昨年にデジタル化されたということは、1981年に刊行されたこの目録の価値が再認識された結果かもしれない。今後広く活用されていくことを期待したい。