2008/03/25

アウグスチヌス『告白』 抜書き

第1巻第1章 1.
あなたは、わたしたちをあなたに向けて作られ、わたしたちの心は、あなたのうちに安らうまでは安んじないからである。
わたしの信仰は、あなたがわたしに与えられたものであり、あなたがあなたのみ子の受肉とあなたを宣べ伝える者の奉仕とによって、わたしに注ぎ込まれたものである。

第3巻第12章21.
「しかし、ご子息はしばらくそのままにしておきなさい。そしてひたすらかれのために主に祈りなさい。そうすれば、ご子息は書物を読んでいるうちに、自分の誤謬がどれほど大きいか、自分の不信がいかにはなはだしいかを知るであろう」
「おかえりなさい。あなたが生きているかぎり、このような涙の子はけっして滅びることはない」といった。この言葉を母はわたしと対話のさいに、しばしば思い起こして語ったように、天来の声としてきいた。